死の記憶
死について考える時がある。死とはなんなのか。死ぬために生まれてくる人間が何のために生きるのか。ぼくは人間って生まれた瞬間に死んでるように思う。死は近くにあって生まれた時に泣くのは死と生の狭間で生きてるからだとさえ思う。
詩
死は愛の匂いがする。あの月は何を照らすのか。あの星に見える宇宙人のような女子高生。
あの時死んだ体はアイスクリームを食べている。あの子はどうしてるかな。コップの中の死。夏の夜は雪が降るよ。君の生きる世界の色に溶かされていく。さよなら今日のわたし。今日のわたし。消えていくね。あの日のきみの夏の記憶。
「夏の死と記憶の詩」